染色体の特徴
産み分けの方法には、何種類かの方法がありますが、どれも、染色体の特徴を利用しています。
産み分けの方法を理解するには、染色体の特徴を知っておく必要があります。
目次
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人間の染色体は46本
人間には46本の染色体があります。その46本の染色体の中で、性別を決定する染色体は2本です。
男性の精子は、X染色体又はY染色体を持っています。
一方、卵子の染色体は、X染色体のみです。
卵子が受精した時の染色体が、XXであれば女の子になり、XYであれば男の子になります。
卵子の染色体はX染色体のみなので、性別を決定するのは精子の染色体であって、精子の染色体がX染色体であれば女の子になり、Y染色体であれば男の子になるのです。
X精子の特徴
X染色体を持つ精子(X精子)は、
- 酸性に強い
- アルカリ性に弱い
- 寿命が長い(2~3日)
- Y精子よりも数が少ない
- 動きが遅い
という特徴を持っています。
Y精子の特徴
Y染色体を持つ精子(Y精子)は、
- アルカリ性に強い
- 酸性に弱い
- 寿命が短い(1日)
- X精子より数が多い(約2倍)
- 動きが早い
という特徴を持っています。
Y精子の数がX精子の約2倍ということからすると、男の子のほうが生まれやすそうに思えますが、実際はそうではなくて、生まれてくる男女の比は約50%ずつです。
これは、Y精子の数だけではなくて、その他の特徴によるものです。
産み分けを考える場合は、X精子、Y精子の5つの特徴を総合的に考える必要があります。
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